サーバ移行時に役立つDNSレコードについて

ホームページをリニューアルする際に必ず出てくるサーバのお話。旧サーバから新サーバへWebデータを移行したり、ドメインを移管したり…様々な手続きや作業が絡んできます。中でも何かと手間取りがちなのがDNS(Domain Name System)の変更です。

サーバ会社によって設定方法等も違ってくるので、なかなか統一された手順や手法はないのですが、よく出てくるDNSレコードの基本的なものを覚えておくと、よりスムーズに移行を進めることができます。(とはいえサーバ会社への問い合わせやサポートは何より頼りにする必要ありますが)

今回はよく聞く主要なDNSレコードをご紹介します。

Aレコード

ドメイン名に対応するIPアドレスを参照するためのレコードです。
サーバ内のURLに紐づけるために必要な一番基本的なもので、まずはこれさえ覚えておけばというほど重要です。
例えばドメイン管理会社がサーバ会社と異なる場合、またメールサーバは他社サーバを使用したい場合はDNS変更時にコントロールパネル(サーバ内の設定などを行う管理画面)からレコード情報を編集することがあります。
アドレス(Address)の頭文字をとって「Aレコード」という名前の意味がわかると理解しやすいですね。

MXレコード

独自ドメインのメールを指定したメールサーバーへ送受信するために必要なレコードです。
MXはメールエクスチェンジ(Mail Exchange)の略なので、メールに関するレコードというのはわかりやすいですね。
以前にあったのですが、お客様がGoogleのサービス「G Suite」を使用されている場合は移行先のサーバでMXレコードの設定が必要になりました。

TXTレコード

ホスト名に関連付けるテキスト情報(文字列)を定義するレコードです。
ドメインの所有者であることを明示するために特定の文字列を記載する等といった使い方があります。
よくある事例としては、Google Search Consoleからサイトの所有権を確認する際にTXTレコードをサーバ側で登録します。
DNS変更時ではないですが、セールスフォースやメール配信など外部サービスとの連携に登録することもありますね。



他にも色々あるのですが、主要なものだけの簡単なご紹介でした。今後も不定期でご担当者様が少しでもきげんよく業務が進めていけるような、お役に立てる情報を掲載していきます。
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